ギリギリジンジン

なんでもギリギリだ。

戦略メモ

どの本を読んでのメモかわからなくなってしまっているのだが、戦略に関する本を読んだときのメモを残しておく。




戦略

  • 顧客のために独自の価値を生み出すこと(×ライバル企業を打ち負かすこと)
  • 特別に調整されたバリューチェーンがなくても実現できる価値提案は戦略的に意味がない
  • 最高を目指す競争は、一見正しいように思えるが、実は自己破壊的な競争方法
    • あらゆる顧客を満足させようと思わない
    • 戦略はやらないことをはっきり打ち出して、初めて意味を持つ
    • トレードオフは、競争優位を実現し持続させる
  • 優れた戦略は、1つではなく多様の選択に立脚しており、さまざまな選択間の結びつきのうえ成り立っている。1つのコアコンピタンスが持続可能な競争優位を生み出すことはまずない
  • 不確実な状況下で柔軟性を保つのは、得策のように思えても、何の主義主張も持たず、何の取り柄もない組織になるのがオチだ。変わりすぎることは、変わらなすぎることと同様、致命傷になりかねない
  • 1つの戦略に徹するうえで、大胆な将来予測は必要ない。戦略に徹することで、イノベーション能力を混乱への対応力がかえって高まる




新たな分野を拓いた古典的名著『競争の戦略』(1980)
競争優位の戦略―いかに高業績を持続させるか』(1985)

「競争の本質は、何をやらないかを選択することだ」
×「最高を目指す競争」




図

競争要因 影響 理由
新規参入者の脅威↑ 収益性↓ 価格↓ コスト↑
サプライヤーの交渉力↑ 収益性↓ コスト↑
買い手の交渉力↑ 収益性↓ 価格↓ コスト↑
代替品↑ 収益性↓ 価格↓ コスト↑
既存企業同士の競争↑ 収益性↓ 価格↓ コスト↑




複数の競争要因に違いがある場合、またはどれか1つに大きな違いがある場合、別々の業界に属すると考えて良い。つまり、別々の戦略が必要となる。

  • 自動車のモーターオイル
  • トラックや固定エンジンのオイル

油そのものは違いないが、別々の業界




投下資本利益率(ROIC)

「割高な価格を要求できることが、差別化の本質である」
競争優位を理解するには、活動に焦点を絞ることがなにより大切だ

バリューチェーン ... 企業が製品を設計、生産、販売、配達、サポートするために遂行する活動の集合